定価の高いトラクターは中古でも人気があります。しかし中古のトラクターは分からない事だらけ…。そんなあなたもご安心下さい。このページでは農機具専門スタッフが中古のトラクターの中古相場や人気メーカーなど分かり易くご紹介します。
中古のトラクターについて
それではまずは中古のトラクターについて選ばれている理由や相場についてご説明させて頂きます。
中古トラクターとは?
トラクターは、人の力で動かすのが難しいものを引っ張る牽引車です。農業では主に、田畑を平らにしたり、土を耕したり、種を蒔いたり、雑草をとるなど様々な役割を果たします。性能もだんだん良くなっており、作業時間を短縮してくれます。
日本のトラクターは性能や耐久性が高く購入から年数の経過した物でも十分に農作業に使える事から中古のトラクターを求める方も増えています。
近年のトラクターは操作が簡単になってきています。しかし操作が簡単とは言っても田んぼや畑にトラクターを移動する際に公道を少しでも運転するには最低でも「普通自動車免許」が必要です。
トラクターの中古相場について
トラクターの価格の決まり方は馬力が大きく関係してきます。
新品のトラクターの価格設定は、各メーカーおおよそ『馬力 × 約10万円』で設定されています。中古トラクターだと、『馬力 × 約4万円』が中古相場になっています。トラクターのサイズや年式によっても中古相場価格が多少変動しますが、馬力がどのくらいあるのかで相場の目安が分かります。
作業目的によって使うトラクターが変わるので、作業内容に必要な馬力を事前に確認しておくのがオススメです。
中古トラクターの人気メーカー
国内 | クボタ、ヤンマー、イセキ、三菱マヒンドラ農機 |
海外 | ディア・アンド・カンパニー(ジョンディア)、マッセイファーガソン、フェント、クラース、デドン、バルトラなど |
国名メーカーでは、クボタが圧倒的でおよそ1/3のシェアを獲得しています。次点のヤンマーは20%ほどで、2社だけで50%以上を占めています。日本では海外メーカーのトラクターを目することはあまり無いように思うかもしれませんが、北海道などでは海外メーカーのトラクターも利用されています。海外メーカーのトラクターは、基本的に65馬力以上になるので、広い土地でないと使われることがないからです。農業を始めるなら国内メーカー製のトラクターが使いやすいでしょう。
中古のアタッチメントについて
トラクターは、農作業に合わせてアタッチメントを変えて使用します。
田畑 | ロータリー、トレーラー、ブラウ、ローダー、草刈り機 |
田んぼ専用 | ハロー、あぜ塗り機 |
畑専用 | マルチャー、サブソイラー、畝立て機 |
中古のトラクターの人気が高まるにつれ、トラクターに取り付ける中古アタッチメントもオークションなどで手に入ります。
ヤフオクページ:アタッチメント>>
中古のトラクターの椅子について
トラクターの運転をしていくと、運転席のシートが経年劣化によって壊れてきます。特に中古で手に入れたトラクターは、馬力など機能面を重視するので、内装まで確認するのは少ないです。トラクターの椅子だけ販売されていたり、中古で手に入れることもできるので、快適な作業にお尻への負担を軽くする椅子を考えてみるのもオススメです。
楽天市場ページ:トラクターの椅子>>
ヤフオクページ:トラクターの中古椅子>>
中古トラクターの選び方
中古のトラクターについてご紹介してきましたが、中古のトラクターを選ぶときに気をつけて頂きたい要素がいくつかあります。
- 馬力
- 年式、部品生産終了年次
- 走行時間
- 整備状況
馬力が相場価格に大きく関わることはご紹介しましたが、他にも見て頂きたい要素があるんです。
では、1つ1つご紹介していきます。
馬力
まず、トラクターの馬力です。トラクターは、ものを運んだり、地面を平らにしたりできますが、土の質や農作業によって必要になる馬力は変わります。硬い粘土質の土であれば、25馬力以上でそれよりも柔らかい土であれば、20馬力以上あれば大丈夫です。国産メーカーでも、10~30馬力のトラクターが多いので、国内で農業を行うなら10~30馬力の範囲内で問題ないです。
年式、部品生産終了年次
トラクターの年式も選ぶときに確認して頂きたいポイントです。トラクターの平均寿命は10年~20年と長く使えるものですが、故障することもあります。古いトラクターだと故障した時に、修理で使う部品が無いことがあります。中古トラクターを購入するときは、部品生産終了年次も確認しておくのがオススメです。
走行時間
トラクターの寿命判別方法の1つに、走行時間があります。走行時間が、おおよそ『馬力 × 100時間』で寿命がくるとされています。20馬力なら20馬力 × 100時間で2000時間です。この走行時間は、トラクターに付いているアワーメーターで確認ができます。中古ですから、ある程度走行時間があると思いますが、走行時間も選ぶときに確認するのがオススメです。
整備状況
中古トラクターは購入するときは、整備状況も確認しておきましょう。トラクターは修理が付きものですが、オークションなどで購入するときは、故障しているトラクターも出品されていることがあるので十分注意しましょう。
中古トラクターの販売価格相場事例
ここでは、中古トラクターの販売価格相場の事例をご紹介します。トラクターには、小型のトラクターから大型トラクターまでありますが、選ぶポイントとなる馬力別でメーカー希望小売価格と中古販売相場を表にしています。
※キャビンの有無など付属品は考慮していません。
クボタ
馬力 | メーカー希望小売価格 | 中古販売相場 |
---|---|---|
20馬力以下 | 100万円~200万円 | 20万円~60万円 |
20~40馬力 | 300万円~450万円 | 50万円~200万円 |
40~60馬力 | 450万円~850万円 | 65万円~200万円 |
60~80馬力 | 800万円~900万円 | 150万円~280万円 |
80馬力以上 | 960万円~1600万円 | – |
ヤンマー
馬力 | メーカー希望小売価格 | 中古販売相場 |
---|---|---|
20馬力以下 | 130万円~180万円 | 20万円~80万円 |
20~40馬力 | 160万円~500万円 | 50万円~100万円 |
40~60馬力 | 370万円~800万円 | 100万円~200万円 |
60~80馬力 | 700万円~1000万円 | 300万円 |
80馬力以上 | 800万円~1700万円 | – |
その他メーカー
馬力 | メーカー希望小売価格 | 中古販売相場 |
---|---|---|
20馬力以下 | 120万円~180万円 | 20万円~70万円 |
20~40馬力 | 200万円~400万円 | 40万円~120万円 |
40~60馬力 | 400万円~830万円 | 100万円~300万円 |
60~80馬力 | 800万円~1000万円 | 360万円 |
80馬力以上 | 1000万円~1800万円 | – |
トラクターのオススメ中古販売情報
中古トラクター販売店
日本ニューホランド
日本ニューホランドは、トラクターの輸入販売や各種作業機械の販売をしている企業です。日本ニューホランドでは、中古農業機械も販売しています。
詳細は、日本ニューホランド「中古プラザ」へ
特選中古農機市場農キング 日本中古農機買取センター
特選中古農機市場農キング 日本中古農機買取センターは、中古トラクターなど買取した中古農機具を安く販売しています。
詳細は、特選中古農機市場農キング 日本中古農機買取センターへ
オンラインショップ
Yahooショッピング
Yahooショッピングでも中古トラクターが販売されています。
Yahooショッピング:「中古トラクター」へ
農機具ねっと
農機具ねっとは農機具業界最大のオンライン販売を行っている農業機械ポータルサイトです。
農機具ねっと:「トラクター」へ
オークション
ヤフオク
Yahooオークションでも中古トラクターの購入ができます。
ヤフオク:トラクターへ
中古農機具オークションのジャパンファームオークション(JFA)
ジャパンファームオークションは、日本最大規模の農機具オークションでオンラインでも見学会場からでも入札ができます。
ジャパンファームオークションへ
宮城農機具市場中古トラクター販売
もちろん弊社「宮城農機具市場」でも中古のトラクターを販売しております。現在はヤフオクで販売しておりますのでぜひご覧くださいませ。
中古トラクターを利用している人の口コミ
中古トラクター購入
中古トラクター利用
宮城農機具市場では中古トラクターを販売・買取しております。
宮城農機具市場の中古トラクターの販売について
宮城農機具市場では、中古トラクターの販売を行っています。販売している中古トラクター含めた農機具はこちらのヤフオクのページにてご紹介しています。
宮城農機具市場の中古トラクターの買取について
宮城農機具市場では、トラクターの買取も行っています。30年経った古いトラクターや故障している農機具でも買取させて頂いております。
中古トラクターが買取出来る理由
- 海外も含め、幅広い販路を持っているので、古くなった農機具でも買取できます。
- 農機具は耐久性が高いので、古くなってもまだまだ使用可能なので需要があります。
- 小規模事業者は、安く手に入る中古のトラクターで足りるので中古トラクターの需要があります。